お灸のつぼ

現代のお灸

お灸がもぐさを燃やすものだけだったのは昔のことです。
現代では昔からのお灸のほかにいろいろなやり方があります。
ほとんど熱さを感じないお灸もあります。
昔からのお灸に慣れている人はちょっと物足りなさを感じてしまうのだそうです。

 

 

 

変わったお灸を紹介しましょう。
火を使わずに煙も出ない温灸器です。
商品名は火叫球です。

 

 

 

高温の玉が回転して、つぼをマッサージするのです。
原理は違いますがお灸と同じような効果が期待できます。
皮膚を熱によって刺激するのはお灸と同じです。

 

 

 

しかし、お灸のように局所的に熱を加えるわけではありませんから、やけどなどの心配はありません。
熱源としては遠赤外線を利用しています。
人体の深いところまで届く遠赤外線が血行の改善に効果があるのです。

 

 

 

血行がよくなればお灸と同じ効果があります。
新陳代謝を高め、老廃物の排出、自律神経の調節促進ができるのですね。
東洋医学の考え方としては、体内の自然治癒力を高めることで病気を治そうとすることですね。

 

 

 

最後に使用上の注意を説明しておきましょう。
気持ちがよいからといってやりすぎないことです。
過剰な刺激は逆効果になってしまうのです。

 

 

 

加熱された火叫球は160度の高温になっています。
皮膚に直接当たると、やけどしてしまうのです。
もちろん、通常の利用法ならば心配は要りません。

 

 

 

お灸でも火叫球でも同じことですね。
使い方に注意することが大切なのです。
自己流でやっても大きな効果を得ることができません。