お灸のつぼ

カラスのお灸って知ってますか?

「カラスのお灸」を聞いたことがありますか。
お灸はもぐさを燃やしてつぼを刺激する医学療法のことです。
カラスのお灸はそのお灸と直接の関係はありません。

 

 

医学的には口角炎と呼ばれる感染症です。
唇の端に炎症ができるものです。
行儀が悪い子供がなると昔から言われていたのです。

 

 

自然界の中ではカラスの行儀が悪いと言われていますから、そのカラスのようだと子供を戒める言葉だったのです。
もちろん、感染症ですから、行儀の悪さとは直接関係ありません。
それでもこのような呼び名が多くの人に使われてきたのですね。

 

 

現代においてはお灸という言葉自体があまり使われていませんから、カラスのお灸でイメージできるものは個人差が大きいでしょう。
お灸がお仕置きと同じような意味合いで使われることは現代でもよくあることです。

 

 

しかし、実際のお灸を見たことがない人のほうが圧倒的に多いのですから、その言葉の意味を本当に理解できる人は少ないのですね。
口角炎は自然に治るものですが、皮膚科で塗り薬を処方してもらうとよいでしょう。
そのほうが早く改善するからです。

 

 

口角炎の原因としては感染だけではなくビタミンの欠乏にあるといわれています。
栄養のバランスがよくない時や体調が悪い時に症状が出やすいのです。
残念ながら、本物のお灸をすえることによって改善するわけではありません。

 

 

ビタミンを十分補給して、体調を整えることができれば自然と改善していくことでしょう。
それはお灸と同じように、体内の自然治癒力を高めることが大事だということですね。